CBT(Computer Based Testing)の略で、コンピュータを使用して実施する試験方式のことです。
コンピュータを使用したテストですが、自宅で受験は出来ません。
通称、テストセンターと呼ばれる試験会場で受験します。
CBT方式と筆記方式とで出題形式は変わりません。
問題数 | 50問 |
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一般問題 | 30問 |
配線図問題 | 20問 |
一方、筆記方式と異なる点もあります。
CBT方式では、試験期間内であれば自由に試験会場と試験日時を選択することができます。
また、指定の期間内であれば試験日時の変更も可能です。
CBT方式で受験する際、学科試験の受験票はありません。
受験票がない代わりに、受験時に本人確認証を提示する必要があるので忘れず持っていきましょう。
※技能試験を受験する際は、受験票が送付されます。
CBT方式で受験する際、筆記用具と時計を含む私物の持ち込みができません。
試験会場にてA4裏表白紙のメモ用紙1枚と黒ボールペン1本が貸し出されるので、
計算問題や複線図問題はそれを活用します。
※試験終了後、メモ用紙と黒ボールペンは返却します。
また、時計の持ち込みはできませんが、
試験開始すると画面上に制限時間が表示される
のでそこで時間の確認をすることができます。
CBT方式では試験終了後、すぐにその場で採点結果を確認することができます。
※合否ではなく、正答数のみの確認が可能です。
筆記方式では試験終了後に問題用紙を持ち帰ることができます。
ですが、CBT方式では出題された問題を後で確認することはできません。
この時点では、CBT方式の受験を希望していても筆記方式を選択し受験申し込みをします。
CBT方式の受験を希望する際は後日改めて申請を行います。
試験センターにて「CBT申し込み期間」が設定されています。
この期間中に自分が希望する試験会場と日時を予約しましょう。
※期間内であれば、予約の変更が可能です。
※期間内に予約を行わない場合は、自動的に筆記方式での受験となります。
マイページで登録しているメールアドレス宛に予約完了のメールが届きます。
当日の持ち物についても記載されているので確認しておきましょう。
試験会場にもよりますが、
待合室がない会場がほとんど
です。
ですので、筆記方式のように会場についてから試験直前まで勉強の見直しをするというのは難しいかもしれません。
受付で本人確認証を提出し、本人確認を行います。
受験の際、私物は一切持ち込めません。
参考書はもちろん、携帯電話・腕時計・筆記用具など荷物全てをロッカーに預けます。
試験中のメモに使用できます。
試験が終了したら、メモ用紙とボールペンは返却しますので持ち帰ることはできません。
まず最初にコンピュータの操作方法を確認できるチュートリアルを確認します。
チュートリアルは試験時間には含まれません。
操作方法が確認出来たら、試験を開始します。
「後で見直すボタン」があるため、自信がない問題・後回しにしたい問題も、試験終了までは何度でも見直すことが可能です。
試験問題を解き終わったら、試験を終了します。
制限時間内であれば
自分の好きなタイミングで試験を終えることができます。
終了後、コンピューターの画面で
正答数を確認
することができます。
確認後、部屋を退出し受付へ向かいます。
受付にて、メモ用紙とボールペンの返却をし、受験レポートを受け取ったら試験終了です。
試験直後に正答数を確認できますが、合否の結果報告はその場では確認できません。
結果発表はCBTテストの受験日から2週間後にマイページで確認することができます。
例:5月1日 受験 → 5月15日 マイページで結果発表の確認が可能
自宅や職場から近い会場を選べるため、自分の都合に合わせた受験ができます。
筆記方式だと遠い会場になる可能性もあるため、人によっては終日予定を開けておかないといけなくなります。
CBT方式だと、別の予定のついでに受験することが可能なので便利に感じました。
試験終了後にその場で正答数を確認できます。
筆記方式だと最短でも試験翌日になりますし、自己採点も正確とはいいきれません。
また、CBTテストを受験した
2週間後に合否の結果も確認できる
点が便利だと思います。
CBT方式のほうが筆記方式よりも早い受験日、採点結果がすぐわかるということもあり、
筆記方式よりも早く技能試験対策を始めることができます。
筆記方式だと、試験後から技能試験まで約2ヵ月
CBT方式だと、試験後から技能試験まで約3ヵ月
と確保できる日数が変わります。
技能試験は練習を重ねることが合格の一番の近道だと思っているので、
約1ヵ月も練習できる期間が増える
のは大きなメリットであると感じました。
例えば筆記方式で受験する際、計算問題や配線図問題などを解くときに問題用紙の表に直接書き込むことがあるかと思います。
CBT方式だとそれができないので、
計算問題の回路図は自分で白紙のメモに書く必要があります。
筆記具が黒ボールペンのみですので、複線図を色分けして描きたいという方は不便に感じると思います。
CBT方式では出題された問題を後で確認することができません。
筆記方式は問題用紙を持ち帰れる上に、後日試験センターにて出題内容が公表されますが、
CBT方式の場合、出題内容の公表もありません。
そのため、試験終了後に分からなかった問題の復習をするのが難しいです。