複線図の描き方

複線図の描き方の基本ルール

Ⅰ. 接地側は負荷(電灯など)とコンセントに繋ぐ→白線
Ⅱ. 非接地側はスイッチとコンセントに繋ぐ→黒線
Ⅲ. スイッチから対応する負荷(電灯など)に繋ぐ→指定なし
以上のルールは、これからも用いる複線図のルールとなります。
複線図を誤ると、その後の施工も誤ってしまいます。
正しく描けるよう、しっかりと練習しましょう。
第一種技能試験は一次側(高圧)と二次側(低圧)の施工の組み合わせで問題が構成されています。
技能試験では変圧器は基本的に端子台に置き換えられます。
どのように置き換えられるかは各問題の施工条件・内部結線図をよく確認しましょう。
  • ①単線図と同じレイアウトで器具を配置します。
  • ②高圧側の複線図を描いていきます。 変圧器一次側の配線を描きます。
    一次側にKIP電線を繋ぎます。
    施工条件・内部結線図をよく確認して指定通りに描きましょう。
  • ③変圧器二次側の配線を描きます。 200V回路をu-v端子間に繋ぎます。
    施工条件・内部結線図で指定がある場合はそれに従いましょう。
  • ④変圧器二次側の配線を描きます。
    100V回路の非接地側はu・vのどちらかの端子に繋ぎます。
    接地側と接地線はo端子に繋ぎます。
    施工条件・内部結線図で指定がある場合はそれに従いましょう。
  • ⑤次に、低圧側の複線図を描いていきます。
    接地側は負荷(電灯など)とコンセントに繋ぎます。
    この時、点線内を通るように線を繋ぎ、線が交わる箇所を黒く塗りつぶします。
    この点を接続点と呼び、線同士を接続する箇所になります。
  • ⑥非接地側はスイッチとコンセントに繋ぎます。
    接続点を忘れずに描きます。
  • ⑦スイッチから対応する負荷(電灯など)に繋ぎます。
    1本の線ではなく、円から上下に伸びる線が接続されています。
    接続点を忘れないようにしましょう。 これにて回路は完成です。
  • ⑧電線の色を指定します。
    以下の通り、定められた色の電線を用いなければいけません。
    Ⅰ. 接地側は負荷(電灯など)とコンセントに繋ぐ→白線
    Ⅱ. 非接地側はスイッチとコンセントに繋ぐ→黒線
    Ⅲ. スイッチから対応する負荷(電灯など)に繋ぐ→指定なし
  • ⑨同ケーブル内で片側の電線色が既に使われている時は、もう片方の電線を使います。
  • ⑩ケーブルの種類を描き、複線図完成です。