配線器具3


配線器具では計算問題や数値を覚える問題が登場します。
配線器具3では漏電遮断器と三相200Vエアコンを中心とした内容です。
解説動画を見て、内容を理解できたか1問1答形式で確認しましょう。

解答・解説

ルームエアコンは屋内配線とコンセントで接続する。

住宅の対地電圧は150V以下に制限されています。しかし定格消費電力が2kW以上の場合、以下の条件を満たすことで対地電圧を300V以下にできます。

  • ① 容易に触れないよう、簡易接触防護措置を施す。
  • ② 電気機器を屋内配線と直接接続する。(コンセントを設けない)
  • ③ 専用の開閉器および過電流遮断器を施設する。
  • ④ 漏電遮断器を施設する。

解答・解説

定格消費電力が2.5[kW]のルームエアコンに供給する電路に、専用の配線用遮断器と漏電遮断器を取り付け、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。


住宅の対地電圧は150V以下に制限されています。しかし定格消費電力が2kW以上の場合、電気機器を屋内配線と直接接続して施工することで対地電圧を300V以下にできます。
この場合、定格消費電力が2kW以上でなければいけないのでイとロは×。電気機器と屋内配線を直接接続しなければいけないのでハが×になります。
試験では「コンセントで接続する」という選択肢を混ぜることが頻出になっています。

解答・解説

電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の庭園灯を設置した。

漏電遮断器の取り付けを省略するためには以下の条件を満たす必要があります。

  • ① 乾燥した場所で使用。
  • ② 対地電圧150V以下の電気機器を水気のある場所以外で使用。
  • ③ 電気用品安全法適用の二重絶縁構造。
  • ④ 接地抵抗3Ω以下で接地。

電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の電気機器を施工する場合、漏電遮断器の取り付けを省略できます。
[ロ]は対地電圧が200V。条件にあてはまらないため×。
[ハ]、[ニ]は水気のある場所で条件にあてはまらないため×。

解答・解説

人が容易に触れるおそれのある場所に施設するライティングダクト工事

ライティングダクトに簡易接触防護措置を施していない場合には、漏電遮断器の施設を省略することはできません。
小勢力回路において、漏電遮断器は省略できます。
単相3線式では対地電圧が150V以下になるのでハやニのような乾燥した場所に照明器具や機械器具を施設する際には漏電遮断器を省略できます。

解答・解説

地絡電流の検出

零相変流器は地絡電流(漏電)の検出用に漏電遮断器に組み込まれています。

解答・解説

交流電流計の測定範囲を拡大する。

変流器は交流電流計の測定範囲を拡大します。

解答・解説

ランプレセプタクル

口金E26とは電球の口金サイズの規格を表します。
選択肢の中で電球を取り付けられる器具はランプレセプタクルだけです。

解答・解説

600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル (CV)

地中電線ではケーブルを使用しなければいけません。
絶縁電線は使用できません。

解答・解説

点灯に要する時間が長い。

高周波点灯方式はインバータ方式とも言います。
点灯管を用いる蛍光灯と比較して点灯に要する時間が短いのが特徴です。

解答・解説

発光効率が高い。

消費電力が同じ場合、蛍光灯は白熱電球に比べ
1、発光効率が高い
2、寿命が長い
3、力率が悪い 等の特長があります。

解答・解説

600[W]の電気がま

公称断面積0.75mm2のコードにおける許容電流は7Aになります。
Aは W÷V で表せるので各選択肢をそれぞれ100[V]で割ると
イ 1.5
ロ 6
ハ 15
ニ 20 となります。
この選択肢の中で許容電流7Aを超えない最大値は6A
ロ の電気がまになります。

解答・解説

許容電流は周囲の温度が上昇すると大きくなる。

電線の周囲の温度が上昇すると熱の放散が悪くなるため許容電流が小さくなります。
電線の長さが2倍になれば抵抗も2倍(長さに比例)
電線の断面積が2倍になると、抵抗は1/2倍(断面積に反比例)