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カンパニョーロ / フルクラム ウルトラトルクベアリングのメンテナンス

必要な工具

ここでは、カンパニョーロ / フルクラムのウルトラトルククランクセットのベアリング交換についてのみ解説しています。

ウルトラトルククランクの着脱に関しては、カンパニョーロウルトラトルクの着脱をご参照ください。

» Ulta Torque service.

カンパニョーロのウルトラトルクは、クランクアームに接続されているスピンドルにベアリングが装着されたシステムになっています。ベアリングカップはベアリングが外れた状態でフレームに装着されています。
クランクアームをフレームから取り外すと、それと共にスピンドルに圧入されているカートリッジ式のベアリングも外れる仕組みになっています。【図1】

【図1】
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全てのCクリップは必ず取り外してください。
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取り外したCクリップは、スピンドルから引き抜いてください。
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CBP-1は、2本のアームでベアリングを真っすぐに引き出す工具です。スピンドルの端にCBP-1をあてがいます。アームが横方向にずれないよう、サイドノブで調整します。【図4】

【図4】Cクリップを取り外したベアリングにCBP-1を装着します。
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ハンドルを時計方向に回転させます。ハンドルを回転させることで、スピンドルの端にブロックを押し付け、アーム自体を引き上げて圧入されているベアリングを取り外すことができます。【図5, 6】

【図5】ハンドルを時計方向に回転させ、ベアリングを引っ張ります。
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【図6】ベアリングはアームによってスピンドル端方向に引っ張られていきます。
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ベアリングを取り外したら、必ず新しいベアリングを圧入します。取り外した全てのベアリング、シール類などは必ず新しいものに交換します。
CBP-2を使用して、新しいベアリングをスピンドルに圧入します。【図7】
CBP-2はスピンドルやベアリングに対して、全くダメージを与えず、確実にベアリングをスピンドル内部に圧入することができます。

CBP-2とハンマーを使用して、ベアリングは確実にスピンドルに圧入されます。

【図7】
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取り外したCクリップを再度スピンドルに装着します。スピンドル端からCクリップを挿入し、CBP-2を使用して簡単にCクリップを所定の位置に取り付けることができます。【図8】

CBP-2でCクリップを所定の位置まで簡単に押し下げることができます。

クランクの装着は、カンパニョーロウルトラトルクの着脱をご参照ください。

» Ulta Torque service.
【図8】
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