豆知識
マットの選定
ホーザンの導電性カラーマットは全てRCJS-5-1に準拠しており床面、机上、棚板などに施工することができます。
耐久性、色、つや、材質、厚み、などを考慮し選定してください。
- 導電性カラーマット
- 豊富なサイズラインナップ(スタンダード品)。
作業表面(机)から床まで対応。
特に台車や人の通りの多い床面には、伸縮防止の補強繊維入りマットがお勧めです。
また、マットの他に机上や棚板の静電気対策が簡単にできるシートタイプの製品もございます。
- 静電気対策シート(裏面粘着仕様)
- 裏面が粘着仕様のため接着剤や両面テープが不要。
方眼付き剝離紙はハサミ等でも正確に加工しやすい。
薄く曲面にもなじみやすい。
- 導電性シート
- マットに比べ長寿命。
両面が異なる仕上げ(ツヤ消し・光沢)。
薄くて丈夫。マットの上に敷くことで作業表面の保護にも。
床面への施工方法
①床面を清掃します。
特にテープの残りかすや油分汚れなどがあるとテープの密着性が悪くなるので、施工前に必ず清掃を行ってください。
②マットと壁の間に隙間ができないよう壁から順に床に並べていきます。
※補強繊維なしのマットの場合は、梱包時の巻き癖で直線がでていませんので壁面に沿い直線にカットしてから施工を行ってください。
目地(継ぎ目)の処理
注意:このときアース板を入れると切断してしまう可能性があります。
重ね切り後に施工を行ってください。
②アース幹線への接続、マット間の連結について
通常アース幹線への接続は1ヶ所、マット間の連結テープは5m2あたりに1ヶ所で電気的には問題ありません。
しかし不慮の事故や断線を考慮し余裕をもち多目に連結、幹線へ接続することをお勧めします。
注意:マットの性能低下による断線
アース線の施工
F-27
導電性カラーマットの下に設置します。
テープの保護シートを剥がし、マットをしっかり押し付け施工完了です。
F-127
プライヤーで金具をマットにカシメます。
- 最後に規格に沿った性能が得られているかF-109 表面抵抗計で計測を行い施工終了です。
日々のメンテナンス
- Z-276
- マットの導電性能を損なわずに、表面に付着した埃やオイル、フラックスなどの油性汚れを除去します。
安心のシリコーンフリー。
注意:一般的な洗剤に含まれる絶縁性のシリコーンは、マットの抵抗値を上昇(悪化)させます。
ゴム、PVCなど、様々な材質に対応。
1ボトルで約1,000回噴射可能。
セル台、机、棚板の施工方法
- F-127の金具をマットに噛ませてプライヤーでカシメます。
- 次に天板をフレームにセットしF-165 アースターミナルを固定します。F-165は表面にバナナジャック2箇所、裏面に3箇所口が有ります。幹線からのアースを1本繋ぎ、マットのアースを接続します。
- 最後に規格に沿った性能が得られているかF-109 表面抵抗計で計測を行い施工終了です。