必要な工具
- リペアスタンド
- ピンスパナ
- ハンマー
ここでは、専用工具が無い場合のフリーホイールの取り外し方について解説して行きます。
これらのフリーホイールが取り付けられているホイールを再利用したい場合、以下の作業を参考にしてください。
しかしながら、以下の方法ではフリーホイールに大きな損傷を与えるばかりか、ハブやスポークなどにも影響が及ぶ恐れがありますので、本来であればホイールセット、フリーホイールのセットで交換する事が理想的であると言えます。
これらのフリーホイールは旧式に限った事ではなく、現在のモデルにも数多く採用されています。
右図のように、工具を取り付けるための溝が大変浅く、また狭いため、これらのフリーホイールに適合するような専用工具を入手する事はできません。
現在市場で手に入れる事のできる工具を使用して、これらのフリーホイールの着脱作業をした場合、フリーホイール、もしくは工具のいずれかが破損してしまうでしょう。
フリーホイールは内側と外側のボディーに内蔵されているラチェット機構で機能する仕組みになっています。
内側のボディーはネジによってハブ本体に直接取り付けられており、外側のボディーにはギア歯が取り付けられています。
これら2つのパーツはボールベアリングによってスムーズな回転が得られるように組み合わされており、クランクが回転し、チェーンによってスプロケットが引っ張られることにより内部のラチェット機構が働く事で内側と外側のボディーをロックし、ホイールに駆動力を与える仕組みです。
以下の手順は、これらのフリーホイールを取り外すためにフリーホイールを分解するものです。
再度、フリーホイールを組み立てる事は大変困難なため、一般的にはフリーホイールを交換する事をお勧めします。