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椅子

事例1 EPA内の椅子は対策品ですか

椅子は、人体と接触する個所(座面など)と床との接触点との抵抗値が、規格で定められた範囲内であれば、EPA内での使用が認められています。

一般的な事務椅子は上記を満たしていない絶縁体ですので、持ち込まないことが理想です。
座り作業などで排除できない場合は、対策されたものに置き換える必要があります。

人体と接触する座面や背もたれ等を対策されたカバーで覆い対策することも可能です。


事例2 椅子はグラウンドに接続されていますか

椅子は、床を通じてグラウンドに接続する場合には、最低二つの車輪、または二つの脚がEPAグラウンドとの経路を構成するようにすることが定められています。

対策品の場合は、導電性キャスターで床面と接触させ常時グラウンド経路を確保してください。(床が対策されていることが前提となります)

※金属製のチェーンは埃を拾い通電不良になるリスクや、椅子に巻き付き宙に浮く可能性があるため、当社では推奨していません。人体と接触する座面や背もたれ等を対策されたカバーで覆い対策する場合は、床からではなく、専用のターミナル等でグラウンドに接続することを推奨します。
グラウンドへの接続が床に頼らない方法のため、床が未対策でも問題ありません。


事例3 座り作業時のグラウンド経路はリストストラップですか

座り作業時はリストストラップでグラウンドに接続することを推奨します。

座り作業時に靴-床を人体の主要なグラウンド経路とすると、作業者が椅子の脚に足を乗せるなどして、確実なグラウンド接続が出来なくなる可能性があるため危険です。